この記事では、仕事の失敗談をおすそわけすることについて解説していきます。
おすそわけって聞くと何か物を誰かに上げるとか、シェアすることを思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。仕事中におすそわけをもらってブレイクタイムにする時って会話で緊張が取れたり、少し力が抜けてリラックスやリフレッシュしてまた仕事に向かうことができますよね。
物を上げたり、シェアすることは、社内のコミュニケーションにとってもお勧めなのですが、実は社内コミュニケーションにもっとお勧めなのが、仕事の失敗談のおすそわけなんです。
会社では報告、連絡、相談のほうれんそうをしましょうなんて言われますよね。でもなんだか堅苦しくて私は嫌い。
実は私はホウレンソウがなかなか出来なかった過去を持ちますが、尊敬していた上司からおすそわけしたら良いじゃないというアドバイスをもらいそれから、気軽に仕事の失敗談をおすそわけしていますよ。
失敗をいつまでも1人で抱えていないでおすそわけしたら、きっとスッキリするよ。周囲からサポートをしてもらえるきっかけにもなるよ。
失敗談をおすそわけ
1番のおすそわけは、失敗談です。自慢話をおすそわけされても、あまり良い気持ちにならないのですが、失敗談であればチームのメンバーとも同じ目線でコミュニケーションを摂ることにも繋がります。そして、失敗談が向いている方向は未来なんです。
自分が失敗したことは、他の方が同じ失敗をする可能性がありますよね。勇気を持って自分が失敗したことを隠さずに会社内でおすそわけ(話す、情報共有)することで、チームメンバーのミスを事前に守ったり、失敗しないアイディアや工夫、仕事上の仕組みをチームメンバーで話すきっかけにもなるでしょう。
あなたも今日から失敗談のおすそわけを今日から始めてみませんか?
この記事でのおすそわけとは既に解決している過去の失敗談なので緊急性はないももの、会社やチームメンバーににとっては必要な情報としています。
おすそわけにお勧めのツールと順番
おすそわけの方法は会議、ミーティング、上司や同僚、部下へ直接話すやメール、LINE、Slack、Chatwark、その他情報共通のツールを使うことも良いのではないでしょうか。できるだけチームメンバーの時間を余計に奪わすに上手におすそわけをしていきたいものです。
- 社内情報ツール(メール、LINE、Slack、Chatwark、掲示板など)でおすそわけ
- 上司や同僚、部下へ直接おすそわけ
- 会議やミーティングでおすそわけ
社内情報ツールでおすそわけ
おすそわけする順番ですが、まずは何と言っても社内情報ツールです。メール、LINE、Slack、Chatwark、掲示板などを活用すればあっという間に情報共有が出来ますよね。
社内情報ツールでのおすそわけは、料理でいう下味になるんです。お肉に塩や胡椒を振りかけて下味をつけてから料理をすると、本当に美味しい料理が作れますよね。おすそ分けの順番では、社内情報ツールを下味をつけるとイメージしておきましょう。
社内情報ツールであれば、チームメンバーは自分の仕事に集中出来ますし、自分のタイミングでさらっと下味されたおすそわけ情報に目を通すことが出来ます。
上司、同僚、部下へ直接おすそわけ
社内情報ツールでおすそわけをしてから次に行動するのは、直接的に自分と同じ業務を行っている方や自分が有給などで休む場合に自分の仕事をカバーしてくれる直接的なメンバーに直接おすそわけします。
大切なことは、下味の効果が出ることです。料理で言うとことのメインの料理をしているイメージですね。失敗談を直接伝えた時には、特に上司は大変だったね、私だったらこうすると良いと思うんだけど。一度チームメンバーで今後どうやって対応していくか会議で話し合ってみようかと前向きに未来に向かった提案を引き出すことにも繋がります。(当事者意識を持てる上司の場合)
しかし、社内情報ツールは全員におすそわけ情報を共有できる点が便利なのですが、社内情報ツールを見ない方や忙しくて見られていない方もいます。そして、簡単に目を通す方も多いのです。そこで、自分が失敗したことを上司や同僚、部下に直接おすそわけすることでチームメンバーを守ります。つまり、おすそわけ漏れを防ぐことに繋がります。
自分が失敗談を話すことで、チームメンバーと会社を守ろう。失敗は誰でも恥ずかしいし、お取り先に迷惑をかけてしまえば自分の評価も落ちてしまいますよね。
でも、自分の失敗談をチームメンバーにきちんと勇気を持って話すことで同じ失敗からメンバーを守り、会社も守ることに繋がります。
会議、ミーティングでのおすそわけ
社内情報ツールと直接のおすそわけが出来たら、仕上げは料理で言うとことの盛り付けです。綺麗な盛り付けや美味しそうな盛り付けは人々を魅了しますよね。でもここには作り手の整えると言う努力や工夫が隠れているんですよね。
社内情報ツールで自分の失敗談をおすそわけして、直接おすそわけした後に会議やミーティングでさらにおすそわけを考えます。これが努力や工夫です。会議やミーティングでは進捗状況の共有などをしている方も多いのですが、進捗情報の共有こそ社内情報ツールで誰でもがわかるよう状況にしておけば良いだけなのです。
それよりも会議やミーティングでは、自分が起こした失敗談のおすそわけや自分の手におえない仕事の問題をどうやって乗り越えるかチームメンバーの経験やアイディアをもらい、具体的な行動と期日を明確にし、1人で出来ないのであれば顧客に迷惑がかからないようにサポートメンバーをつけて対応するなど具体的行動を明確にすることが重要ですよね。
うやむやになってどうしたら良いか判断できなかったり、迷っていることが解決できないと人は動くことができませんが、こうすると決めたり、同じ方向に向かっって課題に取り組む仲間がいると心強いものです。
ミーティングで失敗談を共有し、失敗を防ぐアイディアや工夫をチームメンバーにもらいましょう。まだその失敗を起こした仕事を経験していないメンバーにとっては、仕事のイメージを持ってもらう良い機会にもなるでしょう。そして先輩やチームメンバーがどのように考えながら仕事と向き合っているのか、そして失敗したりうまくいかなかった時にはどうやって乗り越える工夫をしているのかを知るきっかけにもなります。
チームメンバーに自分が経験したこと、失敗したことをおすそわけすることを共有知と言います。これはこれから経験する仕事や失敗について事前に学習する機会を社内で持たせることにもなりますし、もし同じような失敗をしてしまった場合にもあの時のミーティングではこうやって行動すると良いと言っていたなと振り返って最短距離で改善に向かうことができます。
失敗したことは戻らない。でも今後失敗を防ぐ努力はできる。そして同じ失敗を繰り替え際ないように仲間を守る工夫だってできる。自分が間違えたことはきっと他の人も間違える可能性がある。
間違えや失敗を繰り返して、得をする人はいないんだ。
だから私は、今日も家族間でももちろんおすそわけ。