この記事では、仕事のおすそわけについて解説します。
あなたは普段どのくらい仕事をおすそわけしていますか?おすそわけと言うと聴き慣れないかもしれませんが、シェアとか共有などに言葉を変えてみるとイメージしやすいかもしれませんね。
シェアとか共有とかではなく、おすそわけ感覚でもっと自由に気軽に仕事を楽しんでみませんか?硬い言葉や難しく感じる必要は全くありませんよ。ちょっとだけとかちょっと試してみるなんて感覚でおすそわけを始めてみませんか?
自分の仕事をそっとおすそわけ
会社の仕事では、自分の担当する仕事を人に振る(振り分ける)とか仕事を人に任せると言う言い方をよくします。イメージとしては、いやいや分けてあげるとか業務命令された方しょうがなく任せるというマイナスなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
私も以前は自分が大好きでこだわりもあり、これこそが自分の仕事とプライドを持っていた仕事を人に振らなくてはならない時に少し複雑な思いが心の中にありました。そんな時に「おすそわけ」と言う言葉を上司から学びました。
もっと仕事をおすそわけできたら、次のステップに進めるよ。
仕事のおすそわけとは、あくまでも自分の仕事を分けてあげる。だから仕事をわけた後も気になるわけで、そのご仕事はどう?と気にかけるように自然となります。
それが人に任せるとか振り分けるとなった途端に相手の仕事になった途端にその仕事に興味を持てなくなる、持たなくなるんだ。任せた相手が習熟度が低く、仕事が遅かったり悩んでいても、その仕事は相手の物として興味が無くなってしまい気にかけなくなってしまいます。
仕事の習熟度が高い相手であればなんとか乗り切ってくれるケースもあるでしょうが、習熟度が低い方の場合には、失敗やミスに繋がりやがてはしわ寄せとしてチーム全体や仕事を任せた前任者にとって責任として振り返ってくることでしょう。
仕事をおすそわけして、次のステップへ進もう。
上司の仕事や未経験の仕事をおすそわけしてもらう
上司から自分の仕事をおすそわけしてごらんとアドバイスをもらって、実際に自分の仕事をおすそわけしてみました。そうすると、今までは仕事上で関わりのなかった人ともおすそわけ仕事を通じて交流することができました。
おすそわけした仕事や相手のことも気にかけつつも、おすそわけした仕事量の分だけ業務量に余裕ができました。ちょうどその時、「仕事のおすそわけ」のアドバイスをしてくれた上司から上司の仕事をおすそわけしてもらいました。まだ経験したことのない仕事内容で不安もあったのですが、上司がおすそわけの仕事や私のことを気にかけてくれたので安心して新しい仕事に取り組むことができました。
業務分担としてきちんと仕事を分ける場合には、ジョブローテーションとして習熟度が上がった段階で次の業務へ分担を変える方法もありますが、おすそわけはもっと小さな単位でも知らないことを知ることができ、小さなことでも教えてあげることもできますよね。
おすそわけをすることで、自分の仕事時間を減らすだけではなく、新しい仕事にチャレンジする準備をすることもできます。それだけではなく、上司や同僚、部下と小さい仕事単位での交流や知識を学び合う共有知の数と質を増やすことに繋がります。この小さなおすそわけの積み重ねで、会社、部門、部署、チームが強くなっていくんです。これは自然と小さい仕事単位でコミュニケーションを増やして職場環境を活性化することにも繋がりますよ。
私の仕事であなたの仕事。あなたの仕事で私の仕事。仕事のわかる範囲が広がって、休んでも誰かがわかる、対応できる組織になっていきますよ。安心して休むことだってできますよね。
あなたも今日から仕事のおすそわけをはじめてみませんか?