はじめに:カリフォルニアの風を感じて

こんばんは、ハッチです。

週末の夜、皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私は今日、「キリン一番搾り 黒生」を片手に、最高の時間を過ごしています。やっぱり、ビールを飲める週末というのは格別ですね。

一口飲むと、気分はカリフォルニア。 今日は、私の推し銘柄である米国のフィンテック企業**「SoFi Technologies(ソーファイ)」**と、私が愛するNFL(アメリカンフットボール)の話をさせてください。

実は今週、NFLファンの私にとって、そして投資家の私にとって、興奮が止まらない特別な一週間だったんです。

未来の宇宙船「SoFiスタジアム」と勝ち方の美学

皆さんは、ロサンゼルスにある**「SoFiスタジアム」**を見たことがありますか? 総工費5000億円以上。まるで未来の宇宙船のような、世界最高峰のスタジアムです。実はここ、私の大好きなNFLチーム「ラムズ」の本拠地でもあります。

先日、YouTubeで「ラムズ対ライオンズ」の試合を見ていた時のこと。 特に鳥肌が立ったのが、フィールドゴールのシーンでした。

キッカーがボールを蹴り込む、あの緊張の一瞬。 ポールの後ろにあるネットに、「SoFi」の巨大なロゴが鮮やかに映し出されるんです。

3点が入り、歓喜に沸くスタジアム。その瞬間、世界中のファンの目に「SoFi」の文字が強烈に焼き付けられる。 あれを見た時、投資家としての私は思わずニヤリとしてしまいました。

**「ああ、この会社は勝ち方を知っているな」**と。

逆境からの帰還:ジャレッド・ゴフとSoFiの共通点

この日の対戦カードには、深いドラマがありました。 ライオンズのクォーターバック、ジャレッド・ゴフ。彼にとって、このスタジアムはかつての古巣です。

実は彼、過去にチームに見限られ、放出された経験があります。 しかし、彼は腐りませんでした。当時弱かった新天地デトロイトでもがき、復活し、今まさにこのSoFiスタジアムに「強者」として帰ってきたのです。

私が「SoFi」という企業に投資し続ける理由も、実はこのゴフの物語と重なります。 それは、**「一度窮地に立たされても、絶対に諦めずに盛り返す」**という不屈の姿勢です。

絶望的状況からの「ピボット(方向転換)」

SoFiは元々、学生ローンの借り換えで急成長した会社でした。 しかし、コロナ禍で**「学生ローンの返済免除(モラトリアム)」**という政策が行われます。

これはSoFiにとって、主力商品を封じられたも同然。 アメフトで言えば、エースが開幕直前にシーズンアウトするような絶望的な状況です。普通の企業なら、ここで潰れていてもおかしくありません。

でも、SoFiは違いました。

  • 「なら、銀行になればいい」

  • 「投資もできるようにしよう」

彼らはビジネスのカテゴリーを猛スピードで転換(ピボット)させたのです。 その結果、学生ローン一本足打法から脱却し、預金・投資・カード・ローン、全てができる**「金融のワンストップ・ショップ」**へと進化を遂げました。

この**「逆境をチャンスに変える力」**こそが、私がSoFiをガチホ(長期保有)する理由です。

CEOアンソニー・ノトの原点と「富の連鎖」

そして、私がこの会社に投資する最大の理由。 それはCEO、アンソニー・ノトという男の**「原点」**にあります。

彼は、ウェストポイント(陸軍士官学校)を首席で卒業し、レンジャー部隊、NFLのCFO、TwitterのCOOを歴任した、絵に描いたようなスーパーエリートです。

しかし、彼のルーツは全く違います。 実は彼、シングルマザーの手で育てられたのです。

女手一つで家庭を支える母の背中を見て、彼は幼い頃から痛感していました。 「お金がないことの不安」と、同時に**「お金を正しく管理できれば、未来は変えられる」**ということを。

だからこそ、SoFiのアプリには彼の「想い」が詰まっています。 例えば、NBA選手と組んだ**「Generational Wealth Fund」**。これはひとり親世帯への支援や金融教育を目的とした基金です。

ただお金を配るのではなく、「金融リテラシー」という武器を渡して、親から子へ続く貧困の連鎖を断ち切ろうとしているのです。

「私の母のような人が、お金の不安に縛られず、自分の人生を生きられるように」

SoFiが掲げる「Financial Independence(経済的自立)」という言葉には、ノトCEOの個人的で、熱い誓いが込められている気がしてなりません。

日本から共有したい「ワクワク」と「ロマン」

残念ながら、私たち日本人はSoFiのアプリを使うことはできません。 あのフィールドゴールのネットに映るロゴを見ても、日本ではカードすら作れないのが現状です。

でも、株主になることで、彼らの挑戦に参加することはできます。

ゴフがフィールドで諦めずにパスを投げるように、ノトCEOも金融の世界で戦い続けています。 私はその背中を、日本から応援し続けたいと思います。

皆さんは、自分が使えないサービスに投資することについてどう思いますか? そこに「ロマン」を感じませんか?

そんな未来への種まきを、これからも続けていこうと思います。 それでは、今夜もSoFiスタジアムの熱狂を夢見て。